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2008年03月27日

パンプキン・シザーズ-Pumpkin Scissors- 9巻

カルッセル編がついに完結です。
っていうか、太い。1巻分で打ち切りになってしまったマンガの単行本クラスの厚さがあります。
読んだ後に8巻の表紙と対応していることに気付くと、何とも言えない気持ちになります。

Pumpkin Scissors 9 (9) (KCデラックス)
Pumpkin Scissors 9 (9) (KCデラックス)岩永 亮太郎

講談社 2008-03-19
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ここまでのフラストレーションを解放するかのように全員が全員大暴れ。
誰も彼等を止めることなんてできません。

読んでる間中、背筋が震えっぱなしだったよぉ。

今回の見所は何と言ってもアリスと伍長、そしてヴィッターとフランシア、二組の『上司と部下』の関係。
全巻で恋愛云々の話が出た時は、ついに満を持してそっち方向に踏み込むのかと思っていたら・・・

いやはや、まさかこういう方向に持っていくとは思いませんでした。

なぁ、"上司と部下"ってのは――"男女の仲"に劣るモンなのか?

オレルドはいつもはっとさせられる言葉はさらりと吐いてくれます。
俺、もうオレルドになら抱かれてもいいっ!

マーチスもすごく頑張るし!
いつもの通り、空回り気味だけどそこがマーチスの魅力だと思うんです。

仲間を守るため、仲間に嫌われる役目を引き受けるって展開には昔から弱いです。ダイの大冒険のポップとか。

名前の無い2課の一兵士までカッコイイんだから、もう。


よくあるマンガなら、最高潮の盛り上がりにあたるであろうシーンをサラリと流しつつ、小さなピースを一つ一つ積み上げて、その上に最大級の感動を振り下ろして涙腺を粉砕する。そんな感じです。

それを味わえるのも単行本で一気に読むからならでは。
くくくっ、雑誌掲載派にはこの感動は味わえまい! どうだ、まいったか!

だけど、これだけ感動させて興奮させて、それでもやっぱり後に苦いものが残るのがパンプキン・シザーズという作品らしいです。


特に最後のブランドンの言葉が印象的。
人間を人権を無視して改造したり、条約違反の兵器を投入して、それでも共和国との『停戦』にまで持っていくことしかできなかった帝国。

伍長の強さを見ていると忘れてしまいがちだけど、戦時中は伍長のと同じ「命を無視された兵隊」達が何人も存在したはずなのに戦争には勝てなかったわけで。
まさに「戦争は数だよ、兄貴」ってことですね。
そして戦時中は勝っていた技術力でも今や帝国は負けつつある。

今まで名前だけしか作中に出てきた共和国が『目の前に見える人物』として登場したことで、なにやら物語が大きく動き出す予感がします。


▽関連サイト▽
コミックレビュー トラックバックセンター: 「パンプキン・シザーズ(Pumpkin Scissors)」レビュー
パンプキン・シザーズ - トラックバック・ピープル

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posted by BoisterousBone at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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