bn_natume_rin_300.jpg

2009年02月05日

ワールドエンブリオ 第5巻/森山 大輔

相変わらず明るい作風のくせして容赦ない話運びをする人です。大森大輔。
『もしかして嫌な感じの展開のフラグかも』って思ったら、そのフラグを微塵の容赦もなく実現するからなぁ。今回、色々と立てられたフラグも『別にそんなことはなかったぜ!』とはならず、最悪な展開になることを覚悟しなくちゃいけないかも。
それなのに読後の印象としては、むしろ明るいイメージがあるんだから不思議です。

今回は前回に続いて新キャラ(?)が投入。
さらにはキャラクター間での問題の表面化など、バトル分は少ないけど見所たくさんです。

水着もあるよ!!

ワールドエンブリオ 5 (5) (ヤングキングコミックス)ワールドエンブリオ 5 (5) (ヤングキングコミックス)
森山 大輔

少年画報社 2009-01-29
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


■風間冬悟
新しい刃旗使いとして、あのリクの元友人である風間冬悟が参戦。
・・・てっきり例の狐面の男が冬悟かと思ったけど、体格とか髪型とか違うし、そんなことは無さそうだなぁ。

というか、参戦したはいいけど、当分空気なことになりそう。
だけど核に傷があったり、病院での事件の当事者の一人だったりと、今後、嫌な感じで物語に絡んでくることは確実。

しかし表紙裏に冬悟のコンセプトは『人造ラ○ダー』とあるけれど、ラ○ダーは基本的には人造のもんだと思う、っていうかむしろライダーマンじゃね?


■ネーネ
精神的にも肉体的にもどんどん成長していく中で、徐々に自分と他の人間の違いを自覚しつつある感じ。
というか普段パーパ、マーマと言ってるので、リクとレナが距離を詰めることに対して、あんなにショックを受けるとは正直意外だったなぁ。
精神年齢的なことを考えると自分が父親の一番でありたいと想う年頃なんだろうけど、ネーネは出自が出自なので本当にそれだけなのか疑問が残る。

天音のことを知ったネーネがどういう反応をするのかも不明だし、なんだか今後これがアレでアレな結果を起こすことはほぼ確実だろうなぁ。


■有栖川レナ
彼女の過去にぐっと近付いたかと思ったら、その手掛かりである島がまるごと消えているという、とんでもないお預け状態。
単に消えたっていうのならまた再登場もするだろうけど、どうやら物理的に吹っ飛んでるっぽいからなぁ。

彼女の過去の断片を聞く限りは、すごくネーネと同じような出自っぽい。でも外見的には普通の人間だし、むしろ自分が知っている人々が、それこそ『世界』がまるごと棺守によって消滅させられた人間なんだろう。
ということは、レナはやっぱり初実島に住んでいて、何らかの理由で生き残ったってことか。

レナの記憶に出てきた小さな狐面の存在も気になる。
しかし『棺守』って完璧に『棺』というものの存在がある上でのネーミングだよなぁ。


■吾妻結衣
まさか、こんな娘さんだったとは。
なんだかイヤンな家庭環境っぽいのが気になる。

皆から記憶から消えて棺守になっちゃったぽくある一方で、あとがきで天使と羽と輪がハリボテだったのは、やっぱり『生きてますよ』ってことなのかねぇ。

基本的には非日常に憧れる女の子でしかない感じではあるけれど、リクにとってはそれがやっかいでしかないのがなぁ。
単に迷惑っていうのを超えて、自分の抱えている秘密が露見する可能性が高い・・・これでリクがネーネの能力を躊躇なく使える人間だったら、あっさりと解決した問題なんだけど。


■物語
118ページのネーネの笑顔が素敵だったり、水着だったり、ナースだったり、レナが嫉妬したり、フラグポッキリだったりと色々と盛りだくさんではあるんだけど、今後の嫌な布石になりそうな要素もまた盛りだくさん。
そして最後の最後でのいきなりの急展開。
クラスメイトの記憶から結衣が消え、ネーネの存在がF・L・A・Gにバレるという最悪の事態。
この二つが同じ事件なのか、それぞれ違う事件なのかってのが問題だけど、恐らく別々の事件なんだろうなぁ。F・L・A・Gがわざわざ結衣のことをクラスメイトの記憶から消す理由が分からない。
そうなるとリクは結衣のことで頭を一杯にしつつも、F・L・A・Gを相手にしなければいけないわけか。

敵の全貌が全然明らかにならないままに、リクはどんどん追い詰められていく。
リクの『何も犠牲にせずに全てを手に入れよう』って姿勢は、やっぱり無理があるよなぁ。
何かを手に入れて他の全てを犠牲にすることを選べば随分と『楽』になるだろうけど、物語としてはそれを否定しようとしているようにも見える。


▽関連サイト▽
ワールドエンブリオ ブログコミュニティ - 漫画ブログ村
コミックレビュー トラックバックセンター: 「ワールドエンブリオ」レビュー


クロノクルセイド (Vol.1) (ドラゴンコミックス)クロノクルセイド (Vol.1) (ドラゴンコミックス)
森山 大輔

角川書店 1999-12
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

クロノクルセイド (Vol.2) (ドラゴンコミックス) クロノクルセイド (Vol.3) (ドラゴンコミックス) クロノクルセイド (Vol.4) (ドラゴンコミックス) クロノクルセイド (Vol.5) (ドラゴンコミックス) クロノクルセイド (Vol.6) (ドラゴンコミックス) ここにいる睡蓮―森山大輔短編集 (ドラゴンコミックス)


にほんブログ村 書評・レビュー(←ランキングです。よろしければクリックを)


posted by BoisterousBone at 00:09| Comment(3) | TrackBack(1) | マンガ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
水着のシーンいいですよね。でも最初の入浴シーンもよかった。

ワールドエンブリオの記事まわってて来ました。
Posted by 慎吾 at 2009年02月07日 08:32
水着っていうか、あれはもう完全に下着でしたよね(笑)
Posted by Boisterous Bone at 2009年02月07日 22:46
ですね。そういう意味ではあのフリフリがいい感じにえっちですよね
Posted by 慎吾 at 2009年02月08日 08:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

ワールドエンブリオ 5 レビュー
Excerpt: 巻頭からサービスカット。カラーページでしずるさんとネーネの入浴シーン トイレに二人で入ってナニをしているところに帰ってきた父親が…… 二人で口喧嘩しているところにネーネがいいボケをかましてくれ..
Weblog: 今までの人生の中で一番お金を使ったもの
Tracked: 2009-02-07 08:35
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。