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2009年01月09日

とらドラ5!/竹宮ゆゆこ【最悪なるは高須竜児】

おおおお重いっつーのッ!!
不覚にも竜児にある程度シンクロして読んでいたせいで、マジで息が止まるかと思いましたよ。マジで。

いやー、マジで色々殴り倒したくなるお話です。
えっ、誰を? そりゃあもう、決まっているじゃないですか。

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竜児をですよ!

いやぁ、まぁ大河の父親の件については仕方がないと思うんですよ。
竹宮さんはキャラクターの印象を操作するのが本当にうまいですから。

喧嘩したとはいえ大河を一人暮らしで放り出して、餓死寸前になるような状態まで様子を見ようとしなかったと言うか、竜児と大河があれだけずっと同じ時間を共有しているのに今まで連絡の一つも寄こす気配が無かったのとか、妻とうまくいかなくなってから金の供給を止めるという最悪の手段で大河に連絡を取ろうする父親が、ロクな人間じゃないってのは分かってるのに。それでもうっかり『もしかしたら本当に改心したんじゃないか』っていう希望を抱かせるような書き方をするんだもの。
そりゃあ、私も予想していましたよ。大河の父親が土壇場で約束を反故することぐらいは。

だけど、まさかここまでの全てをほっぽりだして妻とヨリを戻してしまうとは・・・
完璧に予想の七段上ぐらいを行く最低っぷりでした。

まさか、連絡メール(電話じゃなくてメールですよ!)すら竜児に送りつけてくるとは。
しかも文化祭の最中というタイミングで。

・・・うはぁ。
ちょっとでも大河と父親がうまく行くことを応援する気持ちを芽生えさせてしまっていた私にはダメージが非常にでかかった。メールが届いた瞬間には背筋が凍ったわ!

冒頭のクラスのドタバタとか、竜児と大河のアマアマっぷりとか、そういう楽しい雰囲気が最初は強かっただけにその落差が身に染みる。


それにしても、この巻ぐらいから竜児にはイライラさせられっぱなしです。
どう見てもロクな結果にならないのに大河と父親をくっ付けることを無理矢理良いことだと思おうとしたりするのは、さっきも言ったけど情報も少な過ぎるし仕方がないと拳を納めることもできるのだけど。

なんでそこで実乃梨の手を取るんだ、テメェー!!

大河の元に駆けつける言いながら、最後の最後で実乃梨と手と手を取ってゴールってあーた。
あ、こいつは大河大河と口にしながら、結局は大河のことなんか見ちゃいないんだ、と。
自分の罪悪感を消すために走っていたんだ、と。

その時の竜児の心境が文にされていないのが、また苛立ちを増幅させます。


そして、これ以降の巻でも竜児に関する苛立ちはどんどん強くなっていくわけです。

しかし、アニメ版のこの回の感想を読んでいると、完全に竜児の視点にシンクロしてみている人が非常に多い。
どうやらアニメは大河の気持ちを見せない方向で進んでいるらしい。
アニメ版を私はまだ観てないのだけど、アニメを先に観てキャンプファイヤーで大河が本気で笑っていると思っていた人達は後から原作を読んで、死にたくなるだろうなぁ。

(追記:色々見てみると、どうも親父のメールの内容が原作と違って随分とオブラートに包んだ甘い内容になってしまっているっぽい。ダメじゃん)


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