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2009年01月09日

とらドラ4!/竹宮ゆゆこ【新たなる始まりは痛みの予感】

4巻!
表紙を見れば分かる通り、今まで『明るくて変なヤツ』という部分しか見えていなかった主人公高須竜児の想い人、櫛枝実乃梨という人物についてようやく描かれ始めるわけなのです。

要するにそれはここまでの3巻が大河と竜児の関係性を形作るための話だとするならば、その『二人だけの世界』を脱却して、そこに様々な人物が絡んでくる始まりの予感でもあったのだ!

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ばかばかばかめー!
竜児と大河がお互いに対する気持ちに気付きつつも、それを必死に見るまいとしている姿は傍から見ていてイライラするね!

でも、それはこれぐらいの年代の少年少女としては当然の反応なのかもしれない。
なんたって二人には目の前には『炎のような恋』があるのだから。
その人のことを想うだけで体が熱くなる、そんな恋が目の前に強烈な存在感であるのだから。
『二人でいるとなんか落ち着く』なんていう恋なんだか友情なんだか家族愛なんだかよく分からないものに比べれば、それは圧倒的な熱量を持っていて、それに比べれば大河と竜児の間にある想いは遥かに温度は低いものだ。
それに二人の間にあるものを『恋』なのだと認めてしまえば、それは『同時に二人の相手を好きになってしまった自分』を認めてしまうことになる。
この年代の少年少女にとって、それはやっぱり何か不健全で裏切りチックなことのように思えてしまうのは仕方のないことだろう。
ましてや、二人の今の状況を考えると、そこに『手近なところで妥協した』という感覚も生まれるのだろう。
ここら辺の巻の辺りから私としては『大河と竜児はさっさとくっ付いてしまえばいいのに』という感覚が強くなってくるのでした。


しっかし、櫛枝も亜美も何を考えているのか見えてこない。
考えが見えてこないといえば北村もそうなんだけど。

キャラクターに感情移入して楽しむタイプの人間には、なかなか辛いものがある展開になってきているのではなかろうか。
その簡単には自分の気持ちを曝け出さない辺りが、逆にリアルな人間という感じもある。でもその一方で、逆に周りとの対比で主人公の竜児が何も考えて無さ過ぎるように見えてイライラしてくる部分もあったり。

まぁ、本当の地獄はここからなんだけど、そのイライラのお陰で竜児が酷い目にあっても「ザマー!」って感覚があって、それが読んでいる時の痛みを多少緩和してくれていたりもするので良いことなんだか悪いことなんだか。


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posted by BoisterousBone at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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